理事長所信

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公益社団法人とめ青年会議所 2019年度 理事長所信

Run!Run!Run! ~明日のための礎となる~

はじめに

公益社団法人とめ青年会議所 2019年理事長 石塚琢磨 「われわれは、流動する新しい時代の現実を冷静に把握し、正しく認識するとともに、自己の研鑽と思索を怠らず、将来に対する的確な展望を立て、地域社会の輝かしい向上発展と福祉国家建設の担い手として団結し、ここに、限りない前進を開始いたします。」
 この宣言文のもと、とめ青年会議所(以下とめJC)は1970年、全国451番目の青年会議所として誕生しました。そして、「明るい豊かな社会の実現」を理想とした時代の変化を捉えた運動を展開し、地域を牽引するリーダーを多く輩出して参りました。
 私がとめJCに入会した頃は、「明るい豊かな社会」とはどのような社会のことなのか、「明るい豊かな社会の実現」を目指すJC運動にどのような意味があるのか、イメージが全く湧きませんでした。我々が描く理想的な社会とはどのようなものか、市民全てが幸せだと感じる理想的な社会、時代の背景や社会的要因によって変化することでその形は変わっていきます。時代を通して理想的な社会の物質的なイメージというものは存在しません。しかし、時代を通して幸せを感じることが出来る理想的な社会を求める人間の欲が存在します。現状維持を望んでいてはそのような理想は訪れません。理想的な社会、「明るい豊かな社会の実現」を目指すJC運動がいつの時代も必要となります。JC運動を展開するということはどういうことか。利他の精神で我々が住み暮らすまちのため、人のため努力する行為であります。一見崇高な運動であるとともに、まちを良くしようと多くの市民を巻込む運動であるため、方向性の間違いが許されない運動であります。どのように運動を展開するのかではなく、なぜ運動を展開するのか。そこに重きを置き、今見えるまちの課題を一つ一つ真剣に捉えた運動を展開します。本年度、第50代理事長という大役を授けて頂いたとめJCに感謝するとともに、半世紀に渡り先輩諸兄が築いてきたとめの歴史、伝統文化を未来へ継承し、熱い志を絶やすことなく地域を牽引し、限りなく光り輝くとめを目指して走り続けます。

地域の魅力を発信する―

 我々の住み暮らす登米市は、北上川や伊豆沼、長沼等の水資源に恵まれた水の里であり、多くの貴重な生物や植物と共存したまさに日本の原風景とも言える風光明媚な自然が広がっております。農業においては豊富な水資源が生み出す豊かな耕土は古来より有数の米どころとなっており、そして畜産業に関しても全国有数の和牛の産地となっております。また、歴史情緒溢れる文化から生み出された魅力的な多くの地域資源があります。市民に地域の魅力を発信し続けることによって、市民に新たな発想や広域的な視野が生まれます。郷土に対する愛情や誇りを強くもち地域社会に積極的に参画する意識を市民に根付かせるよう、登米市の多くの魅力を効果的に活用し、地域の活性化につなげていかなければなりません。
 2014年から行われている「東北風土マラソン&フェスティバル」は全国各地から多くの人々が訪れている一大観光事業です。本年度も開催されるこの一大事業に参画して、多くの人々が集まるこの機会にとめJCは登米市の魅力をPRし、会場を大いに盛り上げ、市外の人々に再びこのまちに訪れたいと思っていただけるような運動を展開します。
 「登米市佐沼夏祭り」は、旧暦6月14日(新暦7月下旬)に行われていた六月祭を起源に約400年の歴史を持つ登米市最大の夏祭りです。とめJCとしてこの祭りに積極的に参画し、先輩諸兄から受け継いできた歴史と伝統を継承し、一人でも多くの市民を巻込まなければなりません。そして、この祭りの中で主催する本年度で5回目となる「登米市神輿祭」は登米市の新たな魅力として根付き始めております。市内で活躍する地域団体や市民と有機的な連携を図り、神輿祭を軸に市内だけではなく県内外からも人々を巻込み、多くの喜びや感動を生み出します。また、登米市佐沼夏祭りの主会場に足を運ぶのが難しい高齢者や障がい者等、幅広く市民を巻込み、市民の誇りとなるよう登米市佐沼夏祭りに参画します。

地域の未来を創造する

 登米市の未来を牽引するのは、この地域で育った子供達です。地方で全国的に問題となっている若者の都会への流出、少子化は登米市でも例外ではありません。これらの問題は短期的には働き手不足に悩む地方経済に打撃を与え、長期的にはこのまちの出生数減少の加速化を招き、地方の人口減少が一層進むという悪循環をもたらします。我々がこの問題に抗う手段はないのでしょうか。子供達の数を増やすことはできなくとも、一人ひとりの子供達の成長を健全に促すことが解決の糸口になるのではないでしょうか。子供達が大人になったとき、愛郷心をもち、強力なリーダーシップを発揮することがこのまちの明るい未来には必要であると私は考えます。学校教育のみならず、地域全体で子供達を健全に育めるよう、我々とめJCが牽引していかなければなりません。
 スポーツは心身の健やかな発達を促します。仲間や指導者との交流を通じて、自己責任能力やコミュニケーション能力の向上、他人に対する思いやり等を育むことが出来ます。そして、持てる力を全て出し切ろうとさせる力を持っています。我々は毎年行っているミニバスケットボール事業を通じ、このまちのスポーツ交流の充実化を図ります。
 登米市をより良くしようと日々活動している人々はどのようにリーダーシップを発揮し、議論を重ねているのでしょうか。我々は子供達に実際にまちの素晴らしい魅力や問題点、まちをより良くする工夫を考え学んで頂き、本物の議会さながらにそのリーダーシップを発揮することが出来る登米市子供議会を本年度も開催します。

地域を牽引するリーダーを生み出す

 多くのLOMで課題となっている会員の減少は、とめJCでも大きな問題となっています。JCはよく「人生最後の学び舎である」と表現されております。JC運動には集団指導力、集団運営能力を求められます。我々の住むまちの明るい未来のためにまちの問題を掘り起こし、市民とともに解決を図るべく一致協力する様に働きかける、いわゆる市民意識の変革を促す運動を展開していく、それこそが地域を牽引するリーダーの育成につながります。志を同じくする会員が多く集まりJC運動を展開することが明るい豊かな社会の実現につながっていきます。今以上に多くの仲間と協力し、切磋琢磨する環境を作り上げることが出来るよう、積極的な会員拡大運動を展開します。
 我々が市民の意識変革を目指すうえでどのような準備が必要でしょうか。まずは自分の意識を変えることが必要不可欠です。現状に満足せず、積極的な姿勢で常に前向きに高みを目指し、自分の限界に挑戦する心構えが必要です。そして、家族の理解と協力が必要不可欠です。JC活動をしていると家族とのコミュニケーションを取り合う時間が少なくなってきてしまう現状があります。充実した運動を展開するためには家族を大切にし、私たち一人ひとりが必要とされる人となる必要があります。メンバー同士の深い絆も必要となります。JC運動は一人で行うのではなくメンバーで協力し運動を展開しなければその効力を発揮することが出来ません。本年度は様々な交流事業においても積極的に取り組み、自分を支えてくれる人達や多くの仲間と他では得ることが出来ない強力な信頼関係と友情を育みます。

伝統を紡ぐ組織力の強化

 市民意識の変革を促す運動を展開するには強固な規律を持った組織力が必要となります。組織に反した個人的な主張や行動は誰からも評価されません。成果を求め厳しさに負けずに行動し続けるからこそ人々に評価されるのです。とめJCが50年紡いできた強固な組織力を本年度も失わないよう、円滑な組織運営、会議の設営に努めて参ります。また、我々の運動を多くの市民に理解して頂かなくてはなりません。本年度は既存の広報手段を検証し、より効果的に社会のニーズに合った手法で我々の運動を発信します。
 JCには毎月行われている例会、日本国内で行われている大会、世界会議など、様々な学びの機会があります。これらの機会を効果的に活用するにはJCの基本を身に着ける必要があります。セレモニーの意義、JC三信条の意義、JC運動の意義、これらを理解せず自分がJAYCEEであるといえるでしょうか。他の地域団体にはないJC特有の基礎を理解し、真のJAYCEEとなり多くの学びの機会を効果的に活用し、市民意識変革団体としてより質の高いJC運動を展開します。

とめ青年会議所創立50周年

 本年度、とめJCは創立50周年という節目の年を迎えます。とめJCはこれまで時代の移り変わりとともに、多くの困難を乗り越え明るい登米市を見据えた運動を展開して参りました。創立50周年を迎えるにあたり、「明るい豊かな社会の実現」に向けてとめJCでご尽力された先輩諸兄に敬意を表するとともに、これまでとめJCに多大なるご支援・ご協力を頂いた方々に感謝の気持ちを込め、創立50周年記念式典並びに記念事業を実施致します。また、今後のとめJCの新たな指針となり、我々の志が未来へ紡がれつながっていくことを願い長期ビジョンを掲げていきます。50年の伝統を振り返り、とめの未来を創造し、メンバー全員で取り組むことで新たなとめJCの一歩を踏み出します。そして創立当初からの志を絶やすことなく、50年で止まることなく、60年、70年、100年と続くよう全力を尽くしとめJCは走り続けます。

結びに

 私はとめJCの門を叩き11年になります。絵に描いたような世間知らずだった私は大変多くのことを学ばせて頂きました。社会人として、人間として当たり前のマナーから日本人特有の文化であるおもてなしの心まで幅広い分野で勉強させて頂きました。まちのためにと頭を抱え、逃げ出したくなることもありましたが、とめJC無くして今の私は存在しません。本当に感謝しております。多くの方々と出会い、多くの困難に挑戦できる成長のチャンスがJCには沢山あります。積極的にチャンスを掴むことは必ず人間を大きくすると信じております。現状に決して満足せず、自分の限界へ挑戦の気概を持って、我々とめJCは限りなく光り輝くとめに向かって走り続けます。

<基本理念>

Run!Run!Run! ~限りなく光り輝くとめに向かって~

<基本計画>

限りなく光り輝くとめの創

<事業計画>

1.登米市の魅力の広域的な発信
2.登米市佐沼夏祭り事業の開催
3.登米市神輿祭の企画・運営
4.登米市の未来を担う人材の育成
5.創立50周年記念式典並びに記念事業の開催

理事長所信
事業報告
タイムカプセル
「10年後の目標」
2014年、創立45周年記念事業の一環として、とめ青年会議所メンバーと地元高校生が「10年後の目標」を書き、タイムカプセルに入れて埋めました。
開封日
2024年12月15日 Sunday !!
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