理事長所信

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公益社団法人とめ青年会議所 2022年度 理事長所信

挑戦なくして成功なし

はじめに

公益社団法人とめ青年会議所 2022年理事長 志賀昭洋 とめ青年会議所は、1970年にこの登米地域の明るい豊かな社会の実現を目指し、全国で451番目の青年会議所として設立されました。設立以来50数年にわたり「修練・奉仕・友情」の三信条のもと、「明るい豊かな社会」の実現に向け多くの諸先輩方が地域を牽引するリーダーとして羽ばたき、また我々会員も自己研鑽を重ねる中で地域の発展に寄与する存在として、今日に至っています。私は、2016年に青年会議所の門を叩きました。当時から数年以内には会社を継がなければならないと決まっていたため、未熟な自分にとても不安を感じていたこと、経営者として自己研鑽を積む必要性を強く感じていたこと、また経営する不動産業は地場産業であるため地域の人々が求めていることを捉える機会として役に立つのではないかと考えたのが入会に至った理由です。青年会議所での経験は、同志とともに同じ方向を向いて悩み考え行動することの大切さや、多くの諸先輩方や同世代の会員と交流する中で人として思いやりがとても大切なことを改めて学んでいます。活動を経て地域の人を知り、学びの中で自ら行動したことで自信がつき、地域に対してできることは何だろうかとより深く考えるようになりました。
 2020年よりコロナウイルスが猛威を振るい、東京オリンピックをはじめとする数えきれないイベントや事業が開催延期や中止を余儀なくされ、また幅広い業界に甚大な影響を及ぼし、全世界の人々の生活を脅かしています。世界は今、コロナウイルスが存在することを受け入れた上で、急激に新しい形に変化し続けています。
 令和の時代は「個の時代」と呼ばれることがあります。これまでの日本社会とは異なり、現代においては個の発想や行動には独創性や特異性が求められ、ITの進化で個人の発信・受信できる情報は膨大でかつ簡単に交換することができます。そういった社会の変化により、一個人が与えられるインパクトを最大化し地域に落とし込むことができれば、大きく物事を変えることができる可能性を秘めています。我々には、この激動の時代の真っ只中におかれようとも、「明るい豊かな社会」の実現に向け、個の特長を最大限発揮できるための実践の場として経験を積み、率先して変化に対応する柔軟な考えを学び備え、その考えを実行に移すための思い切った発想や、我々の世代でしか発揮することのできない大胆な行動が求められるはずです。我々が考え行動した先には、自己の成長、会員企業の発展、地域の発展を経て次世代へ誇り高く残していくことのできる持続可能な地域へとつながります。

会員は会員に磨かれ成長する

 日本における人口の減少はあらゆる経済活動の維持や、多くの企業や団体にとって、最も大きな課題の一つです。青年会議所においても同様で、存続の危機にさらされているものさえあります。青年会議所は、人と人とが磨き磨かれる唯一無二の団体として、様々な業種に所属する若い世代の集合体であり、次代を担う人材が成長できる場所として維持発展させていく必要があります。大半の会員が企業の重要ポストに置かれている青年会議所の会員にとって、自らの生業を発展させるための学びや、金銭で縛ることのできない上下関係が生まれる組織での学びは、必要不可欠であり外に目を向けていないとなかなかできないものです。
 ただやるのではなく楽しくやる、投げやりにやるのではなく本気でやる。青年会議所での交流を深化させるとともに、会員が経済的な知識を向上する事業や、地域特性を活かした事業を実施し成長を実感できる土壌を作ります。成長があるからこそ会員が増え、会員が増えるからこそより高い成長が望める組織になるという好循環を生むために、青年会議所で得た学びを我々一人ひとりが言語化し発信できる魅力的な人材の一人であることを他に示し、組織力の向上と会員の拡大を実現していきます。

組織への帰属意識を高め個の成長を実現する

 青年が社会により良い変化をもたらすための発展と成長の機会を提供することを目的とする青年会議所では、会議や事業に参加することが最も重要です。また、組織への帰属意識は必ず組織力の向上につながります。会議において様々な意見交換を行うこと、会員一人ひとりの意見がより反映される事業を構築すること、そして構築された事業がどのような効果をもたらすのかを多角的に検証する機会に触れることで会員の考えを深化させていく必要があります。普段触れることのない機会に触れ構築した事業は会員に力がつくとともに、新たな発想を取り込みこのまちにより良い影響を与えます。成長の源泉である参加率向上を実現し学びの時間に充て、組織への帰属意識を高め、社業に励む傍ら青年会議所活動を行っていることを誇りに思い行動する個の集合体として成熟した組織が望ましいと考えています。
 参加率向上と帰属意識の醸成を実現するために、学びの場としての時間効率を最大化するための情報共有と情報発信が必要不可欠です。会員一人ひとりが自信をもって「こういった活動をしている」、「こういった学びがある」と他者に示せる人材となるためには、参加が最も重要なことであることを会員一人ひとりが認識する必要があります。また、スケジュール管理は社会人にとって最も大切なことの一つですが、会員の社外活動である青年会議所活動と社業の両立をするためには、会議や事業に参加できるように運営の合理化を推進する必要があります。その二つに対応するために、全体のスケジュールを視覚化できるツールを用い、青年会議所活動も社業も家族や友人との時間も大切にできる充実した組織を構築します。組織の動きを対内・対外に早く・大きく発信し、組織への帰属意識を高め、参加率向上を図り会員一人ひとりが自己成長を実現できる組織へと成長させていきます。

他を知り持続可能な地域をつくる

 コロナウイルスの影響で、この地域における祭りは二年間に渡り中止を余儀なくされました。祭りが開催されなかったことで、子どもたちの体験の機会の損失や地域の経済的打撃など多岐にわたる影響がもたらされました。担い手の減少や財政難などの事情での中止や、コロナウイルスの影響で多くの祭りの開催自体に賛否両論がある中で、単に開催することは一部の人々にとって望ましいことではないかもしれません。しかし、郷土への愛着を醸成する機会となる祭りは、困難な状況下に置かれても持続可能なものに形を変え絶やすことなく続けていく必要があります。
 農業が盛んで自然豊かなまちは全国どこにでもあり、自分たちが住み暮らすまちはどういうまちなのか、住み暮らすまちをよくするには他とはどう違いどういう特徴があるのかをしっかりと把握する必要があります。そのために自らが住み暮らすまちを外から見る事業を開催し、会員が自分たちの住まう地域の特徴を外側から捉えます。そして、とめ青年会議所における一大事業である祭り事業を、状況の変化を柔軟に捉えた時代に合った形、誰もが主催者になれる持続可能な形、老若男女問わず参加したいと思える形に姿を変え、新しい時代につなげることのできる地域の特長を発揮する機会の一つとして発信します。我々が先人の紡いできた伝統を継承し革新していく姿を体現することで、前向きな姿勢が地域に活力を与え、その背中を見た人々が「自分も参加したい」と思えるような持続可能な地域を創造します。

青少年の個性の伸張は地域の未来である

 東日本大震災やコロナウイルスなど生命を脅かすような災厄に見舞われ、社業も苦境に立たされている方々もおり、人々は心から安心できない状況に陥っています。良い大学に入り良い企業に勤めれば雇用が保証され画一的な人材が求められていた時代とは違い安定が否定され、個の考えや行動がより重要となり、行動するものとしないものでは大きな差がついていくことになるでしょう。これは地域でも同じだと思います、特色のない地域は住む必要も来る必要もない地域として淘汰されてしまいます。しかし、地域は一朝一夕でできるものではありません。この地域を淘汰されることのない地域として今まで以上に特色のあるものにしていくためには、長期的な目線で輝ける個の力を育てその能力を最大限発揮できる人材の育成が最も重要です。
 この地域は東北有数の農業が盛んなまちです。そのことを子どもたちがどれほど理解しているでしょうか。「この地域の特長を活かした仕事をしていきたい」、「この地域でいつまでも過ごしていきたい」このように考えることができなければ、生まれ育った地元に希望を見いだせず都会へ人材が流出してしまうことになるでしょう。そのために、青少年に普段学校では学ぶことができない事業としてこの地域の特長を感じることのできる実践的な場を提供し、輝ける個の育成を実現します。また、十年に渡り実施してきた.子供議会を本年度も教育委員会と連携して開催し、中学生やその保護者、学校関係者の皆様に地域を考える機会として提供し、今後の地域のあるべき姿を描く子供たちの健全な育成に寄与するとともに政治への参加意識を醸成します。

結びに

 「最大のリスクは一切のリスクをとらないこと。非常に変化の早い世界で、唯一失敗が保証されている戦略はリスクをとらないことだ。」
 これはアメリカの実業家マーク・ザッカーバーグの言葉です。今でこそ何十億人もの人が利用するFacebookですが、当時は学生のコミュニティづくりのためのものだったそうです。どこに大きなチャンスが転がっているのかは、やってみないとわかりません。安定が揺らいでいるこの時代に、我々に求められるものはリスクをとりチャレンジし続けることだと思います。だからこそ私たちは常に新たに学び、行動し続けていかなければならないのです。明るい豊かな社会の実現に向かって。

<基本理念>

挑戦なくして成功なし

<基本計画>

個を育て組織を創る

<事業計画>

個の成長を実感できる組織の構築
登米市佐沼夏祭り事業への持続可能な参画
個を伸張する青少年の育成事業
個を育て、組織が魅力的だと実感できる会員の拡大
会員の研修、会員の交流
会員、家族、OB・OGとの交流

理事長所信
事業報告
タイムカプセル
「10年後の目標」
2014年、創立45周年記念事業の一環として、とめ青年会議所メンバーと地元高校生が「10年後の目標」を書き、タイムカプセルに入れて埋めました。
開封日
2024年12月15日 Sunday !!
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