理事長所信

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公益社団法人とめ青年会議所 2018年度 理事長所信

一意専心 ~明日のための礎となる~

はじめに

公益社団法人とめ青年会議所 2018年理事長 渡邊光太郎 1970年、平和の光と戦後の残光が交錯する時代。『明るい豊かな社会の実現』を目指し先輩諸兄はこの地に全国で451番目となる佐沼青年会議所を発足しました。その時代、後に高度経済成長期と呼ばれる時代は個よりも団(和)を重んじ、日本人は勤勉だと世界から揶揄されながらも確実に大国に向けての歩みを進める中、我々の先輩諸兄も『明るい豊かな社会の実現』という大きな目標に向かい青年会議所一団となり、登米地域の未来を明るいものとすべく運動を続けてきました。
 『明るい豊かな社会』とはどのような社会でしょうか、我々が住み暮らす登米市でも、この10年で10%近くの人口が減少、特に我々と同世代については14%以上も減少するという抗(あらが)えない事実との戦いが今まさに続いています。昨今行政を中心に交流人口増加を狙っての観光戦略や、シティプロモーションによる登米市の知名度や認知度の向上及びイメージの確立を図る取り組みが行われ、移住者、定住者の確保を狙い登米市内外に向けての発信が目立ってきています。地域の問題を解決するため先輩諸兄はそれぞれの時代に地域を映す鏡として『明るい豊かな社会』を目指し運動を続けてきましたが、時を経るにつれ青年会議所の運動が地域の諸団体の活動の中に埋没しているように感じることは無いでしょうか。『青年会議所“が”ある時代から、青年会議所“も”ある時代』になる中で時代の先頭を行く青年として、自らを変え、時代のニーズを肌で感じ取り、登米市内外にとめ青年会議所だからできる運動を広め、市民の意識を変えることで明るい豊かな登米市が実現できると確信します。そのために私たちは自らを見つめ直し、行動を起こします。

一つの目標に向かい歩みを進める―

 本年は宮城ブロック協議会最大の運動発信の場である宮城ブロック大会が登米市を舞台に開催されます。ブロック大会主管はとめ青年会議所にとっても一つの大きなチャンスを与えられたと考えます。本年は登米市の魅力、とめ青年会議所の運動を広く地域に発信するブロック大会の主管、登米市の未来を担う青少年の育成、我々にとって最大の運動発信の場である登米市佐沼夏祭りへの参画。この3つの事項を柱として事業の中心に据え2018年の事業を進めていきます。またこれ以外にも全ての事業について、何を事業の目標にするかを明確にする必要があります。
 従来、地域での諸問題などの背景、それに対して何を行わなければならないかの目的を設定し事業は構築されます。本年はそこに具体的な(数値的な)目標の設定をすることにより青年会議所本位、自分本位とならないよう地域にどの程度青年会議所運動を浸透させることができたかの指標が目に見える形で示すことができれば、おのずと各例会、各事業で“何をすべきか”が明確になります。三役会、理事会の会議体は目標に向けてしっかりと行動ができているかのチェックを行い、そしてその成果をしっかり検証し次年度以降へ引継ぎを行う。このサイクルをしっかりまわし継続することで積上げたものが青年会議所運動の礎となります。
 本年、全ての委員会にはこの具体的な目標設定を模索してもらい、2018年最終最後には設定した目標に対してどのような行動をとることができたのか、自分に対して、とめ青年会議所に対して、そして登米市に対して何を積上げることができたかを測る指標にします。

未来を見つめる青年会議所運動の意味―

 古くより「六月祭り」として知られる佐沼の祭りは、登米市で生まれ、登米市で育った私にとってその一日は本当に胸躍る一日でした。青年会議所に入会しやっとその輪の中に入ることができ、ともに作り上げ、汗を流すことで更なる胸の高鳴りを覚えることができました。その中で名称が登米市佐沼夏祭りに変わり、2015年より『登米市神輿祭』を主催し開催を重ね、夏祭り事業の潮目を見ることになりました。夏祭り事業として我々が発信源となり地域を盛り上げるという役割から、祭りに参加する方が主体となり私たちがその受け皿となる事業に変化しつつあるのではないかと感じました。そこで本年は登米市佐沼夏祭りの名のとおり市民を多く巻き込むように夏祭りに関わる委員会を常設し、夏祭り事業を通して登米市に、若しくはとめ青年会議所にどのような効果をもたらすことができるかを検討し、行動に移す一年とします。また、とめ青年会議所最大の事業でもあり最大の発信の場でもあるため、宮城県内全域に登米市佐沼夏祭りを広く発信し、多くの参加者とともに登米市の夏を盛り上げます。
 登米市の将来を担う子供たちから、今まさにまちづくりの中心である我々世代、この地域をけん引してきた先輩諸兄の協力を仰ぎ、さらには登米市で生まれ育ちながら、この地を離れたとしてもこの祭りに参加するために登米市に戻りたいと思わせることができるような、世代を越え、地域を越え交流ができる場となる祭りを構築します。

青少年育成の専当―

 まちづくりは、誰かがやるものでも、役人や政治家がやるものでも、どこかの団体がやるものでもありません。また、そこには大人や子供、性別や職業といった違いもありません。『このまちをよくしたい』と思う気持ちは一緒であり、誰かにやってもらうのではなく自ら『まちづくり』に参加しよう。という当事者意識の醸成を基軸に、近年のとめ青年会議所での青少年育成事業があります。
現在の少子化、若者の流出は抗(あらが)いようのない事実です。しかし、少子化の進行以上にこの地域を思い、『このまちをよくしよう』と考える若者を増やすことは可能です。我々の青少年育成はこの地域の問題を次世代にそのまま引き継ぐのではなく、地域を思う若者を増やすことが次世代への責任であり、使命であると考えます。そのため本年は、これからの地域を担う青少年の当事者意識の醸成に改めて立ち返り、長年継続してきた登米市子供議会の創始の心を見直し、この事業を広く発信することで子供たちが登米市のため自ら考え、行動を起こす契機となる事業とします。
 また、スポーツを通じ青少年の健全な心と体の育成を目指した事業を関係諸団体と手を取り合い発展させ継続開催し、とめ青年会議所青少年育成事業を次のステージへと押し上げる一年にしたいと考えます。

心をこめて登米市でおもてなし―

 本年は、公益社団法人日本青年会議所東北地区宮城ブロック協議会が主催する第48回宮城ブロック大会が登米市を会場に開催されます。平成28年度に開催させていただいた東北青年フォーラムに続く、登米市、とめ青年会議所を広く地域の方々、宮城県全体へと発信するチャンスと捉えています。登米市は東北一の大河『北上川水系』に育(はぐく)まれた肥沃(ひよく)な耕土を持ち、市の東部には豊富な森林資源、市の西部には伊豆沼をはじめとした国内有数の水鳥の越冬地など非常に多くの自然に恵まれています。その自然に抱かれながら育つ米は伊達藩の献上米として400年以上の歴史も持ち、また豊かな自然は仙台牛の郷(ふるさと)として多くの子牛を育(はぐく)んでいます。その中でも登米市の東部に位置する登米町(とよままち)はみやぎの明治村として、県下に知られ親しまれています。また、平成30年は(2018年)は明治元年(1868年)から起算して満150年の年に当たり登米市を発信する最大の機会です。大自然と明治浪漫溢れる登米市の魅力を探求し、再度身近な物へと落とし込み、宮城県内全域へと発信します。それらを利用した第48回宮城ブロック大会では、魅力溢れる登米市の地域資源を最大限活かし、考えうる最高をもって宮城県内各地会員会議所メンバーをおもてなしし、五感をもって体感していただきます。ブロック大会開催では会員はもちろん、行政、地域の諸団体、青年団体とも手を取り合いながら、発信の輪を広げ、このブロック大会に携わった効果をお互いが共有しあえる関係が構築できるような大会にします。

会員の増強と会員相互の交流が青年会議所を支える基礎となる―

 全国の青年会議所の会員は1990年代前半の66,000名余りをピークに下降し続けています。現在約36,000名余りで推移はしていますが、会員の減少による会員の拡大は全国的な課題となっています。とめ青年会議所としてもその波には抗(あらが)えず、会員数は30名前後を推移しています。しかし、本当にこの地域には志を同じくして活動する青年がいないのでしょうか。活動を行うステージは異なっていても多くの精力的に活動する青年はまだまだこの地域には多くいるはずです。メンバー一人ひとりの運動は小さな波紋でも、その波紋が多く集まればやがて大きな渦となります。この地域に影響を与えようと思えば、波紋ではなく大きな渦が必要です。本年は会員拡大に悩み苦しんだ過去を振り返り、また青年会議所運動を広めることができなかった自らをも振り返り、青年会議所について運動の発信を積極的に行い会員の拡大に向け全メンバー一丸となり目標に向け歩みを進めます。また、青年会議所運動の意義を再確認し基本を見直すことで、自らを磨き、会員相互の交流で切磋琢磨しあいながらとめ青年会議所の価値を高め、時代の先頭を走り、地域を牽引する人材を育成します。

結びに

 創立50周年を目前に控えた本年は1年間という限られた時間ではありますが、今一度創始の心に立ち返り、足元を見直し行動を起こすことで青年会議所を知らない、関わりのなかった地域の青年を巻き込み大きな渦を起こし、10年後、20年後の後輩が安心して登米市で青年会議所運動を続けていける基礎を作る1年とします。議案書作成から始まり事業報告までの一連のサイクルをしっかりまわすことでの事業構築力の強化。登米市佐沼夏祭り最中心部での青年会議所の発信。「このまちをよくしよう」と思う地域を愛し、地域に希望を持つ自発的に行動する青少年の育成。雄大な自然に抱かれた魅力溢れる登米市の発信。青年会議所活動の基礎となる会員の増強、交流。これらひとつひとつに目標を持ち、行動を起こし、検証を重ね、発信し続けることでとめ青年会議所にとって、登米市にとっての『明るい豊かな社会の実現』に向けた礎(いしずえ)になると確信します。

世界を革新しようとする運動は瞬間にではなく、未来に奉仕するものである。

未来を見据え、共に行動を起こしましょう。

<基本理念>

一意専心 ~明日のための礎となる~

<基本計画>

足元を見つめ、未来に向け歩を進める

<事業計画>

1.登米市の魅力、(公社)とめ青年会議所の広域的発信
2.第48回宮城ブロック大会の主管開催
3.登米市佐沼夏祭りとの有機的連携
4.登米市神輿祭の企画・運営
5.登米市の明日を担う人材の育成
6.会員の拡大、会員相互の交流
7.会員、OB、会員家族との交流

理事長所信
事業報告
タイムカプセル
「10年後の目標」
2014年、創立45周年記念事業の一環として、とめ青年会議所メンバーと地元高校生が「10年後の目標」を書き、タイムカプセルに入れて埋めました。
開封日
2024年12月15日 Sunday !!
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